料理をする3つの理由

僕は男のわりにはかなり料理をします。

とはいっても昔から好きだったわけではなく、東京に住む以前は
インスタントラーメンを作る程度のレベルでした。
それがなんで自宅での食事をほとんど自炊でまかなう程好きになったのかなー、
とふと考えてみるといくつか思い浮かぶことがあった。


まずひとつが「レシピ通りの材料で分量を量って作る」
って作業がさほど苦ではなかった事。

昔っから僕はゲームやら電化製品の説明書を読むのが結構好きなタチで、
「なにか手順を説明してくれるものに従いながら作業を進めれば必ず成功する」
ってロジックが染み付いていたんだと思います。
それがまずひとつ



ふたつめが「片付けを必ずやる事が重要」
ってことに3年の時くらいに気づいた事。

僕は暇さえあれば気短なくらいキッチンの片付けをしているのにはワケがあります。
正直、キッチンが汚いと何もやる気が起きないからです。

「調理する」と言う作業が毎回必ず発生すると共に、
「片付ける」と言う作業もまた必ず発生する。
そして、後者は実家暮らしだと発生しない場合もある。
これが一人暮らしと実家暮らしの一番の差異でしょう。


片付ける習慣が無いから、大体最初の数ヶ月で自炊しなくなります。最初僕もそうでした。
逆に「作る」より「片付ける」を意識して習慣付けた方が結果的にモチベーションは上がります。



最後は
二つめのような発見のある、
試行錯誤を毎日の自炊習慣の中で繰り返す事が好きになったこと。


こないだ、IKEAでまな板と食器の水切り台を買いましたが
両方とも僕が以前使っていたものよりかなり小さくて、家に帰ったとき
「間違えたかなー」って思ったんですよね。


でもデザインは気に入っているからどうしても使いたかった。
水切り台が小さくなるから、いつも乾かしたまましまわないでいる食器の数を減らさなくてはいけないし、
でも面倒くさがりやだからすぐ取り出せる場所によく使う食器は置いておきたい。


結果、2時間ほどキッチンを大改造する事になりました。
すると今までスペースをうまく活用できていなかった部分がよく見えてくる。
ティーカップはある程度遠くてもいいから思い立った時、使いたい種類を選びやすく取れるように。
パスタ皿、深皿は使用頻度が多い割に、食器置きに場所を取るからコンロ周辺の取りやすい場所に配置する。


機能性、デザイン2つの要素が全ての場合で絶対的な価値観ではないな、
と結果的にキッチン全体の改装をする事になったその日、感じました。
不便さから生み出される改善もある。

新しい発見と創作性が日常的にほどよいレベルで味わえるのが自炊生活の面白さだと思います。




こじつけとしては、美味いものを食べたい欲はあるけどお金が無いってのもある。

いやむしろこれが一番かもね。。。